景色を楽しみに行く
神仙沼(北海道 共和町)
北海道は紅葉の季節。
晴れを狙って神仙沼へ出かけたが、近づくにつれて雨雲。
雨に降られることはなかった。
神仙沼の紅葉。神仙沼に行く途中の湿原も秋めいていた。
木々の中を木道沿いに歩いて来ると突然この景色が広がる。
山の上の湿原。
普段は海沿いの湿原を見ていたから、なんだか新鮮に感じる。
標高が750mの湿原は、どうやら北極で見れる風景と似ているところがあるようだ。
北大の総合博物館の1階の北極圏を紹介しているスライドショーにあった写真を見て、どこかに似ていると思ったのがここ。
それにしてもたくさんの人が訪れていた。札幌中心街を歩く服装でくる家族もいた。木道があるからか、オススメはしないが確かに浴衣すがたでも歩ける(本当にいた)。
バスツアーも来てたくさんの人が木道を歩いて神仙沼を見に行く。
人にとって景色を見に行くとはどういうことだろう。
綺麗な景色を見に行く。
いつもの景色を見に行く。
日常とは別の世界を見に行く。
景色を見に行くのは心が求めるから。
その理由はいろいろ。
心が求めるから、体がそこへ行く。
そしてその場に立って、落ち着いたり、安心したり、満足したり、納得したり。
もしくはまた来ようと思ったり。
今や世界中の景色を映像を通して見られる時代でも、
人は実際にその場に行きたい。
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