公園で落ち葉の道を歩く
錦大沼公園に紅葉を見に家族と出かけた。紅葉はもう終盤なのかと思ったが、まだ青い紅葉があったからまだもうしばらく楽しめるのだと思う。
錦大沼公園は、沼の周りを一周できるよう散策路がある。栗の木やどんぐりの木、ホオノキ、紅葉樹が多い森だ。山歩きのようで、でもやはり公園らしく整備されているなと思う。
私が撮影で自然公園の中に臆することなく1人で入っていけるのは、小さい頃山菜取りの母についていっただからだろうと思う。そういえば母はザリガニのいる場所も知っていて、その場所は今でも覚えているが、母は遊びと生活、生きるための自然との触れ合いかたが至って普通だ。
公園内のホオノキの実は多くはもう黒くなって落ちていた。私がまだ赤く色の残っているのを見つけると、手にとって、匂いを嗅いでみる。
そう、母はよく触れて、匂いを嗅いでみる。浜頓別では栗の木は生えていなかったが、公園内に生えている栗の木、どんぐりの木の木肌を見て、似ているという。
私は公園や登山で植物を見ることがあっても積極的に触ってみようとか、匂いを嗅いでみるとかしてこなかった。
それは触っても大丈夫なのか、身の中に虫が入っていたらとか、匂いがすごかったらとか、怖くてできないから。
母がそうしているのを見て、大丈夫なのだと知る。
一緒に森に入れば、相変わらず教えられるばかりだ。
母が何もないと言った。
それは食べられるものなかのか、なんなのかわからないが、整備された公園ではなく、とりあえず道らしきものがあるところなら、もっといろいろ楽しめるのだろうか。
公園の散策路を適当なところで折り返して戻る途中、1人では心細くて歩けないね、と言っていたのが意外だった。山菜取りで山に入っていた人だったから。歳のせいもあるのだろうか。それともお初の場所だからだろか。
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