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ミズナラの風衝林


June 25, 2021

根室半島にある北方原生花園。前から行ってみたかった。オホーツク海側の原生花園だと小清水原生花園、以久科原生花園、エサヌカ原生花園、ベニヤ原生花園と見てきたが、根室半島は札幌からはなかなか遠くいつもグーグルマップをお散歩しては想像していた。

北方原生花園にはミズナラの風衝林があるが林が見事な形。私としてはこれだけでもかなりな見応えを感じてしまった。ベニヤ原生花園でも海からの強風で木の枝が内陸側にしか成長しない、あるいは内陸側に変形した木が木毎に見られたが、ここは林全体が風の影響を表している。なんてったって飛行機の翼のようだ。写真の向かって右側が海で、海からの強風のため、海側の木は大きく成長できず、海から陸側に向かうにしたがって、風が当たらなくなる順番に成できているように見える。林の右側も木が低いのは根室半島は山がなくて海の風は基本的に吹き抜ける。それでも内陸に林があればそれでいくらか緩衝されて陸からの風はいくらか弱まる。それで右側の林の形は決まったのではないだろうか。私の仮説に過ぎないから、この林についての論文があったら読んでみたい。

その土地の原生花園の特徴を見て歩くのが楽しい。

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