コーヒーを淹れて飲む
自分でコーヒーを淹れて飲めることがちょっとした好きで幸せな時間。
コーヒー豆を挽いて、鉄瓶でお湯お沸かし、お湯の温度が落ち着いたところで淹れていく。コーヒーの風味が舌の上に広がって、美味しい。
コーヒーを知ったのはまだ自分で淹れて飲む以前、当時よく読んでいた赤川次郎氏の推理小説だった。私が生まれ育った町にはなかった都会の描写が小説の中で描かれ、憧れの世界だった。喫茶店、映画館、ちょっとした街にならあるものが、私の育った環境にはなくて憧れだった。特に印象に残ったのがコーヒーが出てくる描写。喫茶店で厚切りトーストとかフレンチトーストと一緒にでてくるコーヒー、コーヒー一杯で店にい続けるとか、自分でコーヒーを淹れるとか、とにかくコーヒーのシーンが私にとっての都会の描写だった。
自分でコーヒーを淹れ始めたのは大学に進学してから。最初はスーパーで売ってる、すでに挽いてあるコーヒー豆を買って、コーヒーの淹れ方的な本を見ながら淹れていた。
コーヒー豆からコーヒーを淹れたのは社会人になってから。当時住んでいた近所の、以前あったトミー館に通い始めてから、コーヒーの話をマスターから聞いているうちに豆でコーヒーを買えるようになり、淹れ方もかなり丁寧になった。
おかげで家でコーヒーを楽しめるようになった。
コーヒーは豆を仕入れて、焙煎して、人の手を介して自分の手元にやってくるので、焙煎している人とお話をさせてもらうのも大事な要素。
コーヒー豆の生産の場に行けたらどんな感じなのかと思う。
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