街中の春
April 21, 2024
午前にさいとうギャラリーへ畑江俊明さんの個展(写真展)を見に行った。
これまでも展示は見てきたが、写真ではなくてデザイン的な作品、今年は畑江さんの幾何学的な線とカラーのカレンダーを使っているが、写真をまとめて見るのは初めてだった。
入って、左側の壁に展示された作品群は札幌市内を撮影し、モノクロで表現されていた。
見ていて、フランスの写真家、アッジェの撮ったパリの写真を思い出した。
札幌なのに札幌じゃないようだ。
雑然としている場所でもおしゃれに見える。
何気ない瞬間を何気なく撮っているように見える。
でも、そうだとこうは写らない。
何気ない瞬間を、畑江さんのしっかりとしたデザインの感覚で切り取られている。
構図からくるおしゃれ感(おしゃれという表現がただしいかは別として)、さりげないながら、デザインベース感覚の構図が、しっかりと人がいる空間をデザインして切り取っていた。
これが、アッジェを思い出させた要素ではないかと思ってる。
あとはちょっと輪郭が柔らかい感じも。
素敵な写真群だった。
本人は意識しているのかどうか、わからないけれど、
畑江さんのデザイン感が全面にでた写真群だったと思う。というのが私個人の感想。
ギャラリーを出たら、思わぬ場所で満開の桜の木。
今年も桜の季節が来たことを
街中で実感した。
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