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事象


May 21, 2012 幕張メッセ、千葉


個展を終えて2週間。疲れは1週間で回復したけれど、思考が続いている。終わらない。温泉に行ったら治る?のか、美味しいものを食べまくったらいいのか。フィールドへ行けばいいのかもわからない。写真を抱えていた5年強の期間と約2週間の展示空間でのことの余韻が強い。


実は個展の準備真っ最中にメインの外付けハードディスクにアクセスできなくなった。幸いサブのハードディスクにバックアップを取っていたので個展に支障がでなくて良かったが、2020年の2月以降から去年の12月までに撮った写真をバックアップしていなかったため見られず空白になってしまった。まずはハードディスクの回復からかと思う。


写真は2012年の千葉、幕張メッセで観測した金環日食の途中の写真。2011年の震災から1年後の千葉、幕張メッセあたりは液状化現象のあとがまだあちらこちらに残っていた。雲に見え隠れする日食を、会場に集まった人たちが一斉に見る。見ることができた感動は自分1人のものではなく、会場の人々と共感を得て倍増された感動となる。


昔、天文現象がまだ科学的に知られていなかった頃、日食で戦が中止になったとかなかっただろうか。


今、地球に落ちない前提で、夜空をありえなく照らす彗星が北の空に現れて、昼夜見え続けていたら、人は何を手にして空を見続けるだろうか。



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