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The tree


May 1, 2018

"Beniya-Genseikaen (Beniya abiogenesis flower garden)", the north part of Hokkaido, Japan

ベニヤ原生花園、浜頓別町

写真の役割というか、求められることというか、幅が本当に広くて目眩がする気持ちになる。

写真といえば、きれいななんとかとか、鳥や動物、人の決定的瞬間とか、多くの人が見て同じように共感できる写真を思いつく。そこには感動があって別段なにか疑問を持つこともない。疑問があったとしたらどうやって撮ったのだろうかとか、撮影したときの状況に対する質問が多いと思う。

これが芸術的写真となると写真の存在が変わってくる。なぜこの写真を撮ったのだろうかとか、そこに写っているものはなんなのか。写真と見ている側の間でストーリーは作られていく。たとえ横にコンセプトシートがあってもその通りに見ないといけないわけではない。その写真から自分がどう見るか、どう読むのかが楽しい。気になったら作家はどういうことでこの作品を発表したのかと見ると、それはそれでなるほどねと思う。それでも自分がどう見たかを変えるようなことはしない。

正解はないと思うから。

そもそも写真が好きなんだと思う。

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