厳冬のクッチャロ川
February 9, 2018 Hamatonbetsu, Hokkaido, Japan
北海道オホーツク海側にある浜頓別町にクッチャロ湖があり、クッチャロ湖と海を繋ぐのがクッチャロ川になる。クッチャロ湖は連日の氷点下で水面が結氷。そうすると、コハクチョウたちは普段は降りないクッチャロ川に降りていた。浜頓別に住んでいた頃はここを毎日歩いて学校に通っていたが、この川に集団でコハクチョウがいるのを見たことがなかったので、よっぽどなのかなと思う。
今年は雪が多いし、寒いし、ここ数年と比べると厳しい冬だと思う。特に雪の量はかつてないくらい降っているようだ。
さすがに私もカメラではなく、除雪の「ママさんダンプ」で雪を運ぶことを優先した。「雪害」という言葉がぴったりだった。高齢のかたは出入りする玄関周りが精一杯で、降り積もった雪と屋根からの雪が繋がって、窓が塞がれてもどうすることもできない。固まった雪は思いの外重く、無理をすれば膝をいためたりする。
多すぎる雪を前に複雑な気持ちだった。
遊ぶには良い環境だった。
でも、除雪はまるで追いつかず、人の生活圏が雪に埋もれてしまう勢いだった。