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冬のヤムワッカナイ


December 31, 2017

"Beniya-Genseikaen (Beniya abiogenesis flower garden)", the north part of Hokkaido, Japan

ベニヤ原生花園、浜頓別町

ベニヤ原生花園にある、ヤムワッカナイ(冷たい、水、川の解釈。”ワッカ”は飲み水になる水を意味することもある)は冬になると雪原となる。ただし表面だけ凍っていて下は水だったりすのでここは歩いてはいけない。葦は年によってびっしり立ち枯れていたり、ほとんど雪の下になっていることもあるが今シーズンは写真の通り。立ち枯れた葦は太陽の光を反射していた。

このヤムワッカナイを北上するとヤムワッカル(冷たい、水、道の解釈)(今の山軽(海側))にたどり着く。そこには江戸後期から大正まで昼休所→駅逓所があったところで、松浦武四郎の「再航蝦夷日誌」に「ヤムワッカル。清水ト云事也。小川有。此処昼休所。仮小屋ヲ懸タリ」と出てくる。ここヤムワッカナイはごらんの通りだが、この先の冬のヤムワッカルはどうなっているのだろうか。

行くにはおそらくオホーツク海からの冷たい風の吹きさらしの砂浜を歩いて行くことになるが、とてもそんな気にはなれない。行くなら夏ですね。ちなみにここベニヤ原生花園はスノーモービル禁止です。

参照資料:筆しずく、佐藤豊、2002

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