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全てはきっかけで始まり


July 21, 2017 以久科(いくしな)原生花園 斜里町

今、来年2018年の卓上カレンダーを作っています。今年一年撮った写真からセレクトするわけですが、ずっと写真を振り返っていると、実家のある浜頓別町以外の町や場所に親しみを感じられるご縁が不思議です。

2015年の個展までは心の内側から外の世界を見つめる、ということをしていましたが、見つめ続けた結果、別の段階に移動したというか、別のフェーズに移動しました。浜頓別町オントキタイというアイヌ語の地名を知り、ひょんなきっかけで斜里町を身近に感じ、時間は幕末まで戻ったり、そしたら弘前と斜里が津軽範士で繋がっていて、浜頓別町の郷土史も改めて調べて知って今見られる風景の中に名残を探す。私の中は若干しっちゃかめっちゃかです。

2012年にphaseというタイトルで発表して、2015年はΔt (デルタティー)というタイトルで発表しました。

私の頭の中には、物理の教科書で見かけた位相のイメージがあります。Δtは微小時間、あるいは時間の差をイメージしてつけました。

今度、私はどんなタイトルで個展をするのでしょう。現在、次回の発表をどうまとめようか絶賛模索中ですが。別のpheaseに移動した感が大きいですが、でもまるっきりこれまでとは違うことではなくて、連続しているとは思うのですが。

ひたすら素直に発表し続けたら何か輪郭が見えてくるのではという期待もあります。見えない知らない自然の法則。

人は時を重ねる生き物なんだと思います。

上の写真を見ていたらそんなことを考えてしまいました。

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