自分の言葉で向き合う

August 27, 2016
自分が写真をやって、個展をやるようになってから、ジャンル問わず、「発表系」は楽しみにして見るだけでなく、真剣に見るようになった。見えない部分にも発表者の工夫とか心遣いとか、つまりは生き様があったりするから。
勿論、全部が全部ではないにしても、みんなそれぞれ一生懸命とかこだわりがあるから、まずは真剣に見るところから始める。それからリラックスしてみるのか、どうみるのかは作品が教えてくれる。
結局は自分が感じたままに見る。ただ、まずはどう向き合うかが人それぞれ。
これは特別に作品とか「発表系」に限った話ではないと思う。
対人もまたそうなんだと思う。
急に一つのことをこなさなければいけなくなった。
それを数十人の人たちに手伝ってもらわないと行けない。
しかし、手伝ってくれる数十人にあと出しで実は、たいしたお礼が出来ないと言わないといけなくなった。
ここで人はどうするのだろうか。
他の誰かに、「あなたからみんなに言ってくれたら、一番聞いてくれると思います」と、言うのだろうか。
それでいいのだろうか。
あなたの、心からの言葉はないのだろうか。
それなくして、仲間に仕事を指示するつもりでいたのだろうか。
一番近くに居る仲間に、心の底から言葉を発せないのは、自分自身を一番疑っていると言う事ではないのだろうか。
誰の言葉でもない。
あなたは、あなた自身の言葉を発表することが出来る日が来るのだろうか。